【開催レポート】山をもっと好きになる!「山の気象入門」

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 7月12日、急に梅雨が明けてしまったのではないか!?と思わせるような、日差しの強い、暑い日曜日、「山をもっと好きになる!山の気象入門」が横浜で開講されました!

 講師は、山岳ガイドでファシリテーターの河合宗寛さん。最初は2つのクイズからスタートしました。
・あたたまった空気はどこに行く?

・最もあたたまりにくく、最も冷めにくいものって何?
「この2つを知っていれば、今日これからの気象の話はバッチリです!」

河合講師:山の気象入門より
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 2つのクイズの答えを出発点にして、陸風と海風、高気圧と低気圧、そして前線へと分かりやすく話が展開していきました。
「前線って、高気圧と低気圧の境目だと思ってましたけど、違うんですね!(受講者の声)」 
 こうして午前中は、お天気の知識を基本の「き」から学ぶ事ができました。

 にぎやかで楽しい昼食を挟んで、午後からはいよいよ今日の本題である「山の気象」について話が及んでいきます。
 日本列島における四季を通じた典型的な気圧配置と、日本海側、太平洋側など地域ごとの山の天気との関係について見てゆきました。

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 これまで学んだ事を確かめるように、受講者の皆さんからも積極的に質問が飛び交います。
 実力が高まってきたところで、今日の総仕上げとして実践的なシミュレーションを行いました。

 過去に気象遭難が発生した際の気圧配置や、河合講師自身が山で経験した悪天候時の気圧配置など、時系列に天気図の変化を追いながら「2~3日後、この山域の天気はどう変化するか?」「この時、山へ行くべきか?」などの予測を立ててみることに挑戦しました。

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出ました!2つ玉低気圧。

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 そして終盤は、雷雲発生時の対応や、天候急変に対応するための山の服装や装備のことへと話が及んだところで、講座の終了時刻を迎えました。

「何も知らずに山へ行っていたときの自分が少し怖くなってきた。」(受講者の感想)
 実はその怖さこそが、山を安全に楽しむ第1歩なのかもしれません。気圧配置、風の向き、地形、その他の要素に耳を傾け、今日学んだ知識をもとにしっかり準備して山に臨めば、より大きな喜びや楽しみを登山の中に見出せるかもしれません。

 受講者の皆さま、1日お疲れさまでした!

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 日本の典型的な気圧配置図を手に、
記念写真をパチリ。

<受講後のアンケートより>
・とても分かりやすいイラストを交えての説明だったのでイメージが湧きやすかった。
・参加者の理解に合わせて進めてくれている気がした。
・登山の前に、天気図を見て予想するキッカケ作りになった。
・地図と同様、一緒に行く人と天気についても事前に学んだり確認したりしてから登りたい。
・次回の山登りからは、気圧配置と風の影響を考えて行動したい。
・現場の様子と合わせながら、より3次元的に天気を考えていきたい。
・気圧配置がどう変わるかやそれに伴う天気の変化などを、もう少しゆっくりシミュレーションする時間が欲しかった。
・グループワークでの実践など、ステップアップ講座も含めて2回に分けても良いかもしれない。

 受講者の皆さま、貴重なご意見、ご感想、誠にありがとうございました!今後より良い講座の開催に向けて、これからも精進してまいります。引き続き、どうぞ宜しくお願いします!(担当:渡辺)